Hardcore Rider

日常の煩悩こそが人生の愉しみだっ!

七月の風

午前六時の風は、部屋で当たるエアコンの風より涼しくて快適だった。

ひと月ぶりにバイクに跨った。走るならば涼しい早朝に限る。ワシは五時半にはウォーキングと草刈りを終えてバイクをガレージから出した。

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まだ涼しくて乾いた風だっ。ワシは暑くなる前に能登島まで走ろうと少し焦り気味でバイクを走らせた。路上には誰も居ない。時々対向車が走り去るくらいでワシの貸切のような気持ち良さだ。

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能登島までワシを包む風はあくまでも涼しくて乾いてた。だが前方に真っ暗な雲が出現しワシの身体をしけった空気がまとわりついた。「来るか?」ワシはその雲を避けながら能登島の周回を走りいつもの休憩場所で雨雲レーダーを凝視した。「降らないか。あの雲は金沢へと流れて行くのか」

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ワシは安心して缶コーヒーを飲んだ。乾いていたのは喉だけではない、バイクに乗れなかった魂も渇いていた。満たされたワシは約三時間ほどで帰宅し存分に走り切った感を抱いて意気揚々と草刈りの後半戦へと挑むのだ。

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